Adox Rodinal

「アドックス ロジナール(Adox Rodinal)」は、ドイツ レバークーゼンにあった旧アグファ(Agfa)社の最新のオリジナル処方によって、2004年以来、アドックス(Adox)社で作られている現像液です。

1888年、当時、アグファの従業員だった Momme Andresen がこの現像液を作ったのが始まりです。
1891年には、アグファはこのワンショット現像液の特許を、ベルリンで取得しました。ロジナールは光化学分野で最古の特許です。
こうしてロジナール現像液は、アグファの写真部門の基盤となりました。

ロジナールは、その非常に高いシャープネス/アキュータンスで伝説的な存在となっています。またイコライジング現像液としても有名です。
希釈は 1+25~1+50 で行われますが、さらに高希釈でも使用が可能です。ロジナールはまた、非常に長い貯蔵寿命を有します。

アドックス ロジナールは、「アドナル(Adonal)」の製品名でも販売されています。 これは、ライセンス上の問題を避けるために、一部の国で製品名を「アドナル」として販売しているためで、ボトルの中身はロジナール現像液です。

Agfa Rodinal

元祖アグファ ロジナール

Momme Andresen

ロジナール生みの親
Momme Andresen

Adox Rodinal Adonal

現在のアドックス ロジナール/アドナル

Developing Data

標準現像温度:20℃
攪拌:30/60/3(最初の30秒間連続攪拌、その後、60秒ごとに3回、時間がくるまで倒立攪拌)
現像時間:こちらを参照ください

現像濃縮液の推奨最小使用量は、135または120サイズフィルム1本あたり5mlです。

!Special Tip!
フィルムによっては、20℃以下で現像すると、より微粒子が得られます。
経験則は次の通り:
20℃未満の各温度では、現像時間を係数1.13 だけ長くします。
したがって、18°では現像時間の係数は1.3 です。
16℃では、係数は1.6 です(20℃で10分は、16℃で16分)。
低温で現像したい場合は、16℃で現像することをお勧めします。

Chemistry

ロジナールは特別な現像液です——現像主薬には p-アミノフェノールの1種類しか含まれていません。また、他の現像液にあるような、疲弊した現像液を補充する酸化還元システムはありません。 他のほとんどの現像液では、露光されたハロゲン化銀に電子を与えた後、ヒドロキノンまたはアスコルベートにより、酸化した現像液をリフレッシュすることができます。 しかしロジナールは、そのような再生システムを持ちません。 ハロゲン化銀を現像後、新鮮なp-アミノフェノールのみが現像工程を維持します。

現像主薬の濃度は、他の現像液では乳剤中も一様に保たれますが、ロジナールでは減少します。酸化還元システムを持たないことで、2つの効果があります。1つはエッジ効果を生み出すことによってシャープネスを高められること。もう一つは、イコライゼーション機能を持つということです。

ロジナールを薄くしすぎると、フィルムのハイライト部が薄くなりすぎることがあります。 これは、ハイライトが十分な濃度まで現像される前に、現像液が使い果たされるために起こります。 この場合には現像時間を長くとっても効果はありません、希釈をより低くすることが助けになります。
ロジナールをコントロールするには、現像時間よりも希釈による方が簡単です。

高希釈での強い撹拌(回数の多い連続した撹拌)は、低希釈での弱い撹拌と似たような結果になります。攪拌が及ぼす効果は、実際のところ、高希釈のときに最も強くなります。 現像主薬はフィルムの乳剤面に接する現像液の層(拡散層)から乳剤へ供給されます。強く撹拌することでこの層は薄くなり、新鮮な現像液が乳剤面に届きやすくなります。 低希釈の現像液の場合は十分な量の現像主薬がすでにこの層にあるため、撹拌してさらに送り込む必要はありません。

**ご注意ください!**
静止現像や最小限の攪拌がエッジ効果をもたらすとされていますが、それは間違いです。 少ない(弱い)攪拌はエッジ効果/シャープネスを増大させません。イコライジング効果だけを増大させます。

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